2020年04月23日

コロナウイルス予防として私がやっていること

コロナウイルスでは世界中の皆さんが苦しんでおられます。
そこで私どもが行っている予防法として
ビタミンCとビタミンB1の多めの摂取が挙げられます。
ビタミンCなら1000mgを朝晩
ビタミンB1なら100rを朝晩
ビタミンB群(8種類の全て)を多めに摂ることをお勧めします。
もちろんこれを飲んでいれば絶対かからないという訳ではないのでご容赦くださいね。
posted by Dr.イチロー at 21:24| Comment(0) | ■この病気ご存知ですか?

2005年03月10日

特発性血小板減少性紫斑病(略称ITP)

 特発性血小板減少性紫斑病とは、明らかな元々あった病気や薬剤の関与なく発症し、血小板数が減少するため種々の出血症状をひき起こす病気のことをいいます。 

診断から6ヶ月以内に治癒することの多い「急性型」は小児に多く、6ヶ月以上続く「慢性型」は成人に多いとされています。この病気の患者数は毎年約200名(人口100万人当たり11.6人程度)が新たに発症するとされていますが、私の個人的な経験ではもう少し多いような気がします。

 この病気にかかると公費負担により医療費が無料になります。そういう患者さんが平成14年末で全国に3万人程度いらっしゃいます。男女比は小児では1:1、成人では男女比1:3で、女性に多く発症します。小児では5歳未満がもっとも多く、次いで5〜9歳、成人では20歳代後半と40歳代後半に多いようです。

 病気の原因として自分の血小板を攻撃する「自己抗体」ができ、脾臓で血小板が破壊されるため血小板数が減ってしまいます。自己抗体ができる原因として胃潰瘍の原因であるピロリ菌のためであるとの説が最近言われるようになりました。ピロリ菌をやっつけようとして免疫システムが働いて、間違って自分の血小板を攻撃、破壊してしまうのです。

 症状としては、血小板は出血を止める作用があるので、数が減ると出血し易くなります。例えば、

1.点状や斑状の皮膚にみられる出血(皮下出血・ぶつけた覚えがないのにアザが出来る、など)
2.歯ぐきからの出血・鼻血
3.便に血が混じったり、黒い便が出る
4.尿に血が混じる
5.月経過多
6.脳出血

といったことです。但し、これらの症状を示すのはこの病気ばかりではないので注意が必要です。

 治療は第一に副腎皮質ステロイドにより自己抗体を抑えるのが一般的ですが、原因の一部がピロリ菌と関連することから抗菌薬で除菌(抗生物質の内服治療)をすることで、半数以上の患者さんで血小板数が改善します。薬物療法が無効な場合や、副作用等で治療の継続が困難な時には、手術で脾臓を摘出(摘脾)することもあります。それが無効の時には免疫抑制剤を用いることがあります。ガンマ・グロブリンの点滴も、一過性ながら効果があるので、手術の前や緊急時などに用いられます。

 小児に多くみられる急性型の大部分は自然に治癒し、慢性型に移行するものは10%程度です。慢性型でも約20%は副腎皮質ステロイドで治癒し、さらに摘脾で60〜70%が治癒します。それでも残りの約10〜20%は治療が効果なく出血に対する厳重な注意が必要とされますが、致命的な出血を来して死亡する例はまれなようです。さらに新しいピロリ菌の除菌で今後治癒率が上昇する可能性があると思われます。

 市販のヨーグルトの中にはピロリ菌の数を減らす効果のあるものがありますので、試してみると良いかもしれません。但し、治療をしてくださるお医者様に「こういうものを摂っています」とお伝えくださる方が良いと思います。

 除菌療法をしてピロリ菌が除菌されないひとも血小板数の回復が見られており、この病気の原因がピロリ菌だけではなさそうであると言う事もお伝えしておきたいです。
posted by Dr.イチロー at 18:01| Comment(0) | ■この病気ご存知ですか?

2005年03月03日

腰痛の予防

腰痛症に悩まされない為には、腰の環境つくりが大切です
腰は骨、筋肉や靭帯、血管やリンパ管、神経が関連していますから、 

1.骨を丈夫にするために刺激を与える
2.筋肉や靭帯をストレッチし、柔軟にする
3.血液やリンパ液の流れを刺激する
4.神経の通り道を狭くしない

といったことが考えられます。
具体的な生活上の注意点としてご参考になればという点を挙げます。

骨は常に壊しながら再生し、3年で全てが入れ替わるといわれています。従って骨に対する刺激が少ないと骨の形成が減っていきます。逆に負荷をかけてあげると骨が増えていきます。

骨を刺激するのは運動です。ストレッチや腰痛体操、ジョギングやウォーキング、水泳など有酸素運動と、筋トレなどの無酸素運動をお勧めします。筋肉を動かすと血管やリンパ管の流れが良くなります。血管の運動性を高めることで動脈硬化予防や静脈瘤の予防にもなると考えられます。かがんだ姿勢を10秒たもつことが腰の筋肉を鍛えることになります。無理をせずやりましょう。

神経の通り道を狭くするのはお年寄りの場合には背骨の変形が多いので骨を適度に鍛えていることが予防になります。若い方は神経の通り道を狭くするのは背骨の間にある軟骨組織が骨の間から脱出して神経の通り道を狭くするヘルニアの場合が多いので腰周りの筋肉を鍛えることで予防になると思われます。

普段注意することとして姿勢をただすことが必要です。座っているときでも、立っているときでも、横から見て耳たぶと肩が一直線になるようにになるように頭の位置を意識し、腰はへその部分の腰骨が背骨の一番前に来るように意識します。ちょっとした時に何度も意識し、少しずつ矯正しましょう。パソコンに長時間向かうなど、同じ姿勢を続けるのは腰痛を起す原因になりますので、1時間毎に前後左右に腰をひねるなどのストレッチがお勧めです。

腰に不安のある方は急な動作を慎みましょう。重いものを持上げるときは、膝を曲げてかがんでから荷物を持上げてください。体重は少ない方が腰に負担が少ないです。

保温も効果があります。血液の循環を良くするために、腰まわりは冷やさないようにしましょう。アンカ、ホカロン、腹巻などはお勧めです。39〜40度の少しぬるめのお湯につかる半身浴や、足浴も身体を温めます。

疲労は腰痛に限らず全ての病気において自己治癒力を低下させます。腰に重だるさを感じたら、十分に睡眠をとり、身体を休ませてあげて下さい。バランスのとれた食事、禁煙、上手なストレスの解消、歩きやすい靴など、腰痛の予防法は生活の中にたくさんあります。
posted by Dr.イチロー at 15:06| Comment(0) | ■こんな症状ありませんか?

2005年03月01日

一病息災

無病息災ならぬ“一病息災”。この言葉は夏目漱石の門下生であり独特の小説世界を持つ作家・内田百_の随筆の中にあります。

彼は《発作性上室性頻拍》という不整脈の持病をもっていました。この不整脈は発作時には激しい動悸を感じ、患者さんの苦痛、不安は大きいのですが生命の危険はありません。このため彼はこの発作を「病気のための病気」「芸術的な病気」とし、苦しみながらも愛着を持ってこの言葉を使っていたようです。

一病を得、それを受け入れることでかえってより豊かな人生へを得ることも少なくありません。そういう意味で病気もひとつのチャンスということもあります。病を得て生活の軽量化や簡素化を図る場合もあるでしょう。もしかしたら本当に大切なものだけが病気によって選ばれるということもあるかもしれません。人生の再デザインというわけです。

バリバリの営業マンの知人がいたのですが、病気をきっかけに健康に対する意識が高まり、奥さんとご一緒に週に何度かの1時間程の散歩をされている方がいらっしゃいます。人生は一通りではなく、分かれ道もあり、いつでもやり直せるではないでしょうか。
posted by Dr.イチロー at 15:25| Comment(0) | ■その他

2005年02月24日

がん検診について

がん検診の効能と限界については良く知っている必要があります。特に有用なのは胃内視鏡検査(胃カメラ)と、便に血が混じっていないかどうかを見る(腸の病気を知る)便潜血検査です。
胃カメラと一般的に言われている胃内視鏡の利点はもし病変があった場合、その場で異常のある胃の粘膜の一部をつまんで顕微鏡検査(病理組織検査)ができることです。検査結果が出るのには1週間程度の時間がかかりますが、胃潰瘍などの原因となるピロリ菌やがんの有無を確認できます。バリウム検査はカメラを飲む必要がなく有用ではありますが、詳しく調べるためは再度胃カメラを施行しなくてはならず、二度手間です。
また、毎年となると放射線被爆量が若干問題になります。そうは言ってもカメラにも問題がないわけではありません。頻度は少ないのですが、管を中に入れるわけですから消化管を傷つけることがあります。また、他人が使ったものと同じカメラを飲むわけなので消毒するとはいっても、ウィルス肝炎などが感染する可能性がゼロではありません。ただし実際にカメラで感染したと言う報告はまだありません。
胸部レントゲンでは肺癌を見落とす可能性がありと申し上げましたが、これを解決すべく出てきたのが胸部CTによる肺がん検診です。これまでCTによる肺がん検診で1cm程度の肺がんの発見例が少なからずあり、早期発見、早期治療、再発予防という視点から新しい流れになっています。ただし毎年受けると被爆量の蓄積が多すぎるのではないかという先生もおられ、現時点では「帯に短し襷に長し」と言ったところでしょうか。
婦人科検診は通常の検診から外れていて区の検診として案内が届くようですが、実は婦人科検診は是非やるべきであると考えます。子宮頚部はヒトパピローマウィルスという感染症ががんを引き起こすことが知られており多産の女性に多いとされています。また、子宮体がんは女性ホルモンとの関係が指摘され、妊娠経験のない女性に発生しやすいがんです。どちらも症状がほとんどありませんが検診で見つかれば多くの場合、手遅れになることは少ないのでお勧めという訳です。
最近、がんが全身のどこかにないかとういう有料健康診断が流行で観光旅行を兼ねたツアーまで用意されているそうです。全身を調べて画像上異常がないかを探すことはそれなりに有意義ではあると思いますが、放射線被爆、費用、検査の限界などこれからまだまだ問題点を解決していく必要があり効果も未知数です。むしろ検査の結果を正しく理解して対応するための常識範囲の医学知識を持つこと、また適切なアドバイスをしてくれる良いかかりつけ医ないし相談できる医師を見つけることが大事でしょう。
posted by Dr.イチロー at 15:17| Comment(0) | ■健診を利用しよう