たばこの害が言われて久しいです。
手術などで取り出された肺を見ますと表面に黒い沈着物がついているかどうかでたばこをのんでおられるかどうか、すぐわかってしまいます。
でもそれより恐ろしいのは肺気腫、慢性気管支炎などの慢性閉塞性肺疾患(COPDと略称で呼ばれます)に罹患する方のほとんどが喫煙者であるということです。
また、がんの発生率も肺がん、喉頭がん、食道がんなどの直接たばこの煙が影響を受ける部分と卵巣がんなど一見直接関係のなさそうな臓器のがんの発生率を上げてしまうというデータもあります。
しかし、百害あって一利なしという訳でもなく、たばこを嗜好品とされている方のリラックスを助けることで、程よい副交感神経刺激になっている場合、それが、一利程度には相当するものと考えます。
可能ならば、たばこによって発生する活性酸素などを中和する作用のあるスカベンジャ-効果のあるサプリメント、栄養補助食品などの摂取をお勧めいたします。
2004年09月07日
生活習慣:たばこについて
posted by Dr.イチロー at 15:20| Comment(0)
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