脳卒中や心筋梗塞を引き起こす動脈硬化の原因として先天的な素因と生活習慣が挙げられます。そこに活性酸素が関与していると考えられています。活性酸素は本来免疫細胞の好中球という白血球の仲間が産生する物質で、細菌をやっつける役目があるものなのですが、体内に活性酸素が多く発生しすぎると自分の血管や遺伝子を痛めつけてしまうと考えられています。従って活性酸素の産生量を適度な量にコントロールすることが重要になります。そのために先に挙げましたがんにならないための14ヶ条を守ることが原則なのですが、人間の営みの中で必ずしも守れることばかりではありませんし、さらに、現代のようなストレスのある生活が心配、あるいは自分には高血圧などがあると言う方もいらっしゃると思います。肝心なのは体内に余分な活性酸素がでたらただちに生体内で化学反応をおこし活性をなくして体が傷つくチャンスを減らせばよいということになります。がんと動脈硬化のどちらも予防するための生活習慣を一緒に考えましょう。そのために私が提案するのが
1.抗酸化物質(別名SOD)の摂取
2.化学反応(酵素)の材料としてのたんぱく質
3.酵素反応をスムーズに進めるための補酵素
なのです。
抗酸化物質は最近テレビなどで紹介されることも多くなりましたが、以下のものが主として挙げられます。すなわち、ビタミンA(βカロチン)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンQ(コエンザイムQ)、フラボノイド(ポリフェノールなどを含む)、セレン、発酵食品(ニワーナ、メグビーSなどの商品がある)。これらが含有されたものを摂取していれば、体に起きたストレスなどによる活性酸素の障害を中和してくれると言うわけです。ビタミンAは人参などに含まれています油性のビタミンで、油分の入った食事(野菜炒めなど)をすると良く吸収されます。油性のビタミン全部に言えることですが、ビタミンAは過剰に摂りすぎると障害がでるとされており、量に気をつける必要がありますが、体内でビタミンAに変換されるβカロチンは過剰量になることは少ないので比較的安心です。
ビタミンCは皆さん良くご存知でしょうが、別名アスコルビン酸とも呼ばれています。レモンやブロッコリー、キャベツなど多くの野菜、果物に含まれています。ビタミンEは大豆などに含まれており、ビタミンAと同様に油性のビタミンです。血管を広げる作用もあります。ビタミンQは最近ブームになっていますが、実は20年以上前から心臓病の薬として医師は処方しています。ビタミンQ自体が抗酸化作用を持つ上に、ビタミンE、ビタミンCの抗酸化作用を助ける働きも持っています。フラボノイドも同様にブームになっていますが、ワインやチョコレートなどに含まれるポリフェノールもこの仲間です。セレンは抗酸化作用のあるミネラルとして知られています。発酵食品の一部に抗酸化作用があることが知られており、その中に高知県の丹羽先生が開発された「ニワーナ」という食品があります。「メグビーS」はニワーナにグルタチオンを配合して作用を高めたものですが、いずれも高い抗酸化作用があるとされています。
これらの抗酸化物質をとって活性酸素を中和する過程で必要なものはたんぱく質です。たんぱく質にはヒトが体内で合成できない必須アミノ酸が含まれていますが、そのアミノ酸がバランスよく含まれる良質のたんぱく質を摂る必要があります。家のリフォームをするのに中古の材料を使いたくないのと同様に絶えず作りなおされているヒトの体の材料を摂るのに良質のものでないと意味がないことはお分かりと思います。また、たんぱく質を構成するアミノ酸のバランスが大切で、家の柱に短いものがあれば屋根が載らないように、不足したアミノ酸があると他のものをたくさん摂っても意味がなくなってしまいます。量としては、1日当り体重の1000分の1量の摂取が望ましいと考えられます。具体的には60kgの方なら60g/日ということになります。通常の生活をしていて、卵や豆腐、納豆、肉、魚で摂取すればいいのですが、たとえばステーキで全部取ろう、などと考えるとカロリー・脂肪が過多になってしまうので、食事だけでなく比較的カロリーの抑えられたプロテインをお勧めします。プロテインで摂る場合は必要量の半分くらいの量をプロテインで摂取し、残りの半分は食事から摂るということになります。60kgの方なら30gのプロテインを摂取し、加えて、卵、納豆などを30g相当食事から摂取するのが適当ということになります。
これに、体内の代謝に必要なビタミンB群を摂ればいいのですが、ビタミンB群の多くはたんぱく質である生体内の酵素の反応をスムーズに働かせる「補酵素」の役割を担っています。ビタミンB群には以下のようなものがありますが、ビタミンB1は「糖のビタミン」、ビタミンB2は「脂肪のビタミン」、ビタミンB6は「蛋白・アミノ酸のビタミン」と呼ばれており、それぞれ体内で糖、脂肪、たんぱくなどの生体内の反応に活躍しています。ビタミンB群は他にパントテン酸、葉酸、B12、ナイアシン、ビオチンがあります。ビタミンB群は水溶性であり、摂ったビタミンのうち、余った分は尿から排泄されてしまいますので副作用はほとんどないと考えてよいでしょう。
2004年12月21日
予防として摂るべきもの
posted by Dr.イチロー at 15:19| Comment(0)
| ■サプリメント
2004年09月07日
お肌の健康:理想的な肌の状態って?
理想的なお肌ってどんなものでしょう?赤ちゃんの肌?
でもきめの細かいふわふわの赤ちゃんの肌も以外にトラブルが多く、あせもや湿疹で赤くなったりブツブツがでたり、大人の肌にはない悩みも多い(本人は悩んでないけれど)。
赤ちゃんの肌がきれいなのは何よりも水分が多いこと、そして新陳代謝が盛んなためです。そしてトラブルが多いのは皮膚の免疫機能(防御体制)が不十分なためです。
皮膚は私たちの体全体をくるんで外界の刺激から守っています。
現代生活では刺激ほぼイコール=有害刺激です。
よほど特殊な環境でもない限り肌のためにプラスな刺激はやってきません。
というわけで、美しいお肌を保つには有害刺激を避けること、保湿すること、これに尽きます。
ですから皆さん、大気汚染に無縁な深山で滝つぼのほとりに小屋を建てて住みましょう!っていうのは不可能ですね。
それでは?
本来の肌の機能をフルに引き出すきめの整った、潤いとはりのある肌、とはつまり保水能力と弾性の保たれた、炎症のない健康な肌といえるでしょう。肌(皮膚)もひとつの臓器ですから大事に保護しながらも仕事をしてもらわなくては退化してしまいます。
心臓は大事な臓器だから歩かない、階段は上らない、ドキドキするような経験は避ける、というのはナンセンスですね。
それと同じで、肌の健康のためには化学的な刺激(紫外線や薬品、必要以上の化粧品)、物理的な刺激(ゴシゴシ洗うなど)、汚染(細菌、ダニなど)を除いて、肌の機能を上げること!肌の保水機能、免疫機能は、全身の健康状態の反映す。
必要な栄養素(ビタミンCだけではないですゾ)が取れているか?
それをうまく代謝する自律神経の調子はどうか?
まずお肌が仕事をできる状態かどうかをよく検討してみて下さい。
おなかの調子がわるいときにどんなグルメも意味ないですよね。
”〜のイチオシ美容液”も基礎体力のない肌に奇跡は起こせません★
でもきめの細かいふわふわの赤ちゃんの肌も以外にトラブルが多く、あせもや湿疹で赤くなったりブツブツがでたり、大人の肌にはない悩みも多い(本人は悩んでないけれど)。
赤ちゃんの肌がきれいなのは何よりも水分が多いこと、そして新陳代謝が盛んなためです。そしてトラブルが多いのは皮膚の免疫機能(防御体制)が不十分なためです。
皮膚は私たちの体全体をくるんで外界の刺激から守っています。
現代生活では刺激ほぼイコール=有害刺激です。
よほど特殊な環境でもない限り肌のためにプラスな刺激はやってきません。
というわけで、美しいお肌を保つには有害刺激を避けること、保湿すること、これに尽きます。
ですから皆さん、大気汚染に無縁な深山で滝つぼのほとりに小屋を建てて住みましょう!っていうのは不可能ですね。
それでは?
本来の肌の機能をフルに引き出すきめの整った、潤いとはりのある肌、とはつまり保水能力と弾性の保たれた、炎症のない健康な肌といえるでしょう。肌(皮膚)もひとつの臓器ですから大事に保護しながらも仕事をしてもらわなくては退化してしまいます。
心臓は大事な臓器だから歩かない、階段は上らない、ドキドキするような経験は避ける、というのはナンセンスですね。
それと同じで、肌の健康のためには化学的な刺激(紫外線や薬品、必要以上の化粧品)、物理的な刺激(ゴシゴシ洗うなど)、汚染(細菌、ダニなど)を除いて、肌の機能を上げること!肌の保水機能、免疫機能は、全身の健康状態の反映す。
必要な栄養素(ビタミンCだけではないですゾ)が取れているか?
それをうまく代謝する自律神経の調子はどうか?
まずお肌が仕事をできる状態かどうかをよく検討してみて下さい。
おなかの調子がわるいときにどんなグルメも意味ないですよね。
”〜のイチオシ美容液”も基礎体力のない肌に奇跡は起こせません★
posted by Dr.イチロー at 15:21| Comment(0)
| ■サプリメント
運動時に必要なサプリメント
運動は健康維持にもダイエットにも必要なものという方も多いと思います。
多くの医師が勧めるのは1時間程度の軽く汗ばむ程度の散歩、足が痛い方、心臓・肺の悪い方は無理しない程度にと言う内容です。
でも体力に自信のある方は水泳、球技やランニングなど時 に結構激しい運動もされていると思います。
そんな時体の中で何が起こっているか?
そう、活性酸素が普段より沢山、血中に出ているのです。
そんなときに活性酸素で血管の壁や臓器を傷つけると動脈硬化や癌の発生のもとになるのです。
ではどうしたらよいか。活性酸素を中和する物質をとればいいのです。
この役割を果たすものを「スカベンジャー」と言います。
スカベンジャーはもともと体内で作られていますが40歳を過ぎると産生量が減少して、十分に中和できなくなります。
また、若いうちでも過度の有酸素運動で多量の活性酸素ができてしまえば相対的にスカベンジャーは減少となります。
スカベンジャー効果のあるものは高価な薬品でも売っていますが、簡単に手に入るものではやはりビタミンCとビタミンEでしょう。
この際、服用量はCは1000mg/日は欲しいところです。
また、Eは300mgが適当ではないかと思っています。
運動時のエネルギーの補給という意味ではビタミンQもお勧めです。
但し、それぞれの方にどんなビタミンがいいのかはあくまでもご自分の責任でおとり下さい。
具体的には各人毎に条件が異なるでしょうから個別にご相談をお受けになった方が良いかもしれません。
多くの医師が勧めるのは1時間程度の軽く汗ばむ程度の散歩、足が痛い方、心臓・肺の悪い方は無理しない程度にと言う内容です。
でも体力に自信のある方は水泳、球技やランニングなど時 に結構激しい運動もされていると思います。
そんな時体の中で何が起こっているか?
そう、活性酸素が普段より沢山、血中に出ているのです。
そんなときに活性酸素で血管の壁や臓器を傷つけると動脈硬化や癌の発生のもとになるのです。
ではどうしたらよいか。活性酸素を中和する物質をとればいいのです。
この役割を果たすものを「スカベンジャー」と言います。
スカベンジャーはもともと体内で作られていますが40歳を過ぎると産生量が減少して、十分に中和できなくなります。
また、若いうちでも過度の有酸素運動で多量の活性酸素ができてしまえば相対的にスカベンジャーは減少となります。
スカベンジャー効果のあるものは高価な薬品でも売っていますが、簡単に手に入るものではやはりビタミンCとビタミンEでしょう。
この際、服用量はCは1000mg/日は欲しいところです。
また、Eは300mgが適当ではないかと思っています。
運動時のエネルギーの補給という意味ではビタミンQもお勧めです。
但し、それぞれの方にどんなビタミンがいいのかはあくまでもご自分の責任でおとり下さい。
具体的には各人毎に条件が異なるでしょうから個別にご相談をお受けになった方が良いかもしれません。
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| ■サプリメント
毎日の健康維持(予防医療)
厚生労働省で以前「成人病」と呼ばれていた病気は「生活習慣病」と名前が替わりました。
これは糖尿病、高血圧、高脂血症などの病気が、食生活、運動などの生活習慣に関連しているということです。
さらに最近では、食事の栄養に不足があることからサプリメント(補うもの)の摂取によって健康を保とうということが、しばしば話題になっています。
まずは食事について考えてみましょう。
コレステロールが上昇する、動脈硬化になりやすいなどの観点から食事中の蛋白質は肉中心から魚、豆中心に移り変わっている傾向があるようです。
しかし、豚肉は以前よりビタミンB群が豊富に含まれています。
また、コレステロールの高い食べ物として有名な卵は蛋白質を構成するアミノ酸のバランスがとてもよいことが知られており、特に日本人に不足しがちな含硫アミノ酸が含まれています。
納豆を食べていると血液サラサラであることは勿論なのですが、血液サラサラの効能がある食べ物のとしてうなぎも挙げられます。
うなぎは油分が多く、糖尿病の方の中には翌日の血糖に影響するものの一つであると思われますが、その一方で、その油成分に血液サラサラ成分が含まれています。
結局、バランスの良い食事を取ることが何よりなのですが、血液データや遺伝性の因子を考慮に入れた自分の体質に合った食事をすることを心がけたいものです。
運動ほど必要性が言われるものはないでしょう。これは成人の多くが、仕事が忙しいなどの理由で運動をするチャンスが少なく、肥満の原因であるとされているからです。
その一方で、スポーツクラブで汗を流す人も多いと思います。
秘訣としては無理をせず、適度な量、適度な負荷が必要でしょう。 過度の運動はかえって心筋梗塞の元になります。
まず、自分に適切な運動がどの程度のものなのか、一度測定してみる必要があります。
ジムなどに通っている方はエアロ・バイクで運動負荷と脈拍の関係から自己体力を測定した経験があると思います。
また、その時の体力があまり高くないと判断されても鍛えることである程度は向上させることは可能です。
健康のための運動は毎日よりも週2回程度に抑え、他の日にはストレッチ、ヨガなどの有酸素運動をすることをお勧めします。
激しい運動は体内の活性酸素の産生を過剰にして、血管の壁を傷つけたり、細胞の遺伝子を傷つけたりする可能性が高くなります。
そうした活性酸素の働きを中和させるために、ビタミンC,ビタミンEなどの抗酸化物質を採取する必要があります。
さらにダイエット効果を出すには脂肪を燃焼させるアミノ酸を配合したドリンクを摂取後30分以上の運動をする必要があります。
これは糖尿病、高血圧、高脂血症などの病気が、食生活、運動などの生活習慣に関連しているということです。
さらに最近では、食事の栄養に不足があることからサプリメント(補うもの)の摂取によって健康を保とうということが、しばしば話題になっています。
まずは食事について考えてみましょう。
コレステロールが上昇する、動脈硬化になりやすいなどの観点から食事中の蛋白質は肉中心から魚、豆中心に移り変わっている傾向があるようです。
しかし、豚肉は以前よりビタミンB群が豊富に含まれています。
また、コレステロールの高い食べ物として有名な卵は蛋白質を構成するアミノ酸のバランスがとてもよいことが知られており、特に日本人に不足しがちな含硫アミノ酸が含まれています。
納豆を食べていると血液サラサラであることは勿論なのですが、血液サラサラの効能がある食べ物のとしてうなぎも挙げられます。
うなぎは油分が多く、糖尿病の方の中には翌日の血糖に影響するものの一つであると思われますが、その一方で、その油成分に血液サラサラ成分が含まれています。
結局、バランスの良い食事を取ることが何よりなのですが、血液データや遺伝性の因子を考慮に入れた自分の体質に合った食事をすることを心がけたいものです。
運動ほど必要性が言われるものはないでしょう。これは成人の多くが、仕事が忙しいなどの理由で運動をするチャンスが少なく、肥満の原因であるとされているからです。
その一方で、スポーツクラブで汗を流す人も多いと思います。
秘訣としては無理をせず、適度な量、適度な負荷が必要でしょう。 過度の運動はかえって心筋梗塞の元になります。
まず、自分に適切な運動がどの程度のものなのか、一度測定してみる必要があります。
ジムなどに通っている方はエアロ・バイクで運動負荷と脈拍の関係から自己体力を測定した経験があると思います。
また、その時の体力があまり高くないと判断されても鍛えることである程度は向上させることは可能です。
健康のための運動は毎日よりも週2回程度に抑え、他の日にはストレッチ、ヨガなどの有酸素運動をすることをお勧めします。
激しい運動は体内の活性酸素の産生を過剰にして、血管の壁を傷つけたり、細胞の遺伝子を傷つけたりする可能性が高くなります。
そうした活性酸素の働きを中和させるために、ビタミンC,ビタミンEなどの抗酸化物質を採取する必要があります。
さらにダイエット効果を出すには脂肪を燃焼させるアミノ酸を配合したドリンクを摂取後30分以上の運動をする必要があります。
posted by Dr.イチロー at 15:20| Comment(0)
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生活習慣:お酒について
お酒は昔から長寿に関与するものとしてその効果が言い伝えられてきました。
その一方で、現代ではアルコール性扞炎やアルコール性肝硬変の研究も盛んに行なわれており、主婦の方のキッチンドリンカーが問題になることもあります。
検査ではγGTPが酒のみの指標として話題になります。
アルコールは1日1合(日本酒1合、ビールならビン1本、ウィスキーシングル1杯)程度の飲用でしたら、胃がんの危険性は飲まない方より低いデータがでていますが、逆に3合以上になりますと発生率は上昇します。
つまり、適度なお酒量があるということです。
アルコールを代謝するのに水分とビタミンB1、糖分が必要になります。
したがって、悪酔いしない為にはそれらをあらかじめ取っておくこと、あるいは飲みながら摂っていくことが必要と考えられます。
昔、「お酒を飲んだ翌朝に○○リ○ェ○ト」という宣伝がありましたが、翌朝に限らず、これにビタミンB1を加えて飲んでおくと肝臓を守る為に良いと思えます。
また、アルコールは体内に代謝酵素がたくさんある人、少ししかない人、全くない人の3種類があり、飲めない人がいるということを知っておく必要があります。
最近の若者は酔っ払いを格好悪いとする風潮が強く、アルコールの摂取量は減っている傾向にあると聞きます。
年長者があまり若い人達に無理強いしない様にしたいものです。
その一方で、現代ではアルコール性扞炎やアルコール性肝硬変の研究も盛んに行なわれており、主婦の方のキッチンドリンカーが問題になることもあります。
検査ではγGTPが酒のみの指標として話題になります。
アルコールは1日1合(日本酒1合、ビールならビン1本、ウィスキーシングル1杯)程度の飲用でしたら、胃がんの危険性は飲まない方より低いデータがでていますが、逆に3合以上になりますと発生率は上昇します。
つまり、適度なお酒量があるということです。
アルコールを代謝するのに水分とビタミンB1、糖分が必要になります。
したがって、悪酔いしない為にはそれらをあらかじめ取っておくこと、あるいは飲みながら摂っていくことが必要と考えられます。
昔、「お酒を飲んだ翌朝に○○リ○ェ○ト」という宣伝がありましたが、翌朝に限らず、これにビタミンB1を加えて飲んでおくと肝臓を守る為に良いと思えます。
また、アルコールは体内に代謝酵素がたくさんある人、少ししかない人、全くない人の3種類があり、飲めない人がいるということを知っておく必要があります。
最近の若者は酔っ払いを格好悪いとする風潮が強く、アルコールの摂取量は減っている傾向にあると聞きます。
年長者があまり若い人達に無理強いしない様にしたいものです。
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